令和と言う新しい時代の幕開け、
そして長かったゴールデンウィークも終盤を迎えようとしていますが、
皆さん、いかがお過ごしでしょうか?
最近読んだ本、アーユルヴェーダーの本ですが、
病気になりにくい身体を作る為にアーユルヴェーダーでは
食事療法や、オイルトーリートメント、瞑想、ヨガ等を推奨していますが、
その中でも、瞑想がなぜ病気になりにくい方法の一つなのかを深く考えてみたいと思います。
古代インドの医師達や偉大な聖者達は、私達の身体は、意識で出来ている。
と言った考え方を持っています。
これは、アインシュタインが導き出した有名な数式のE=mc²
要するに、エネルギー=物質
私達の身体はエネルギーで出来ている。
と言った考え方ととても良く似ていますね。
8世紀に活躍した中世インドの思想家、シャンカラは【梵我一如】の思想を背景とした
不二一元論を提唱した哲学者です。
梵は真我(ブラフマン)
我は自我(アートマン)
これらは一如。同一である。と言った思想ですが、普段私達は
自我で思考し、記憶、欲求目的を次々と生み出しています。それが【人は見た通り、考えた通りのものになる】
と言った自分のシナリオを自分で作っている状態です。
そして病気は自分の作り出した誤った思考パターンから始まっているのだとしたら、
自然が作り出す完璧な仕組みのパターンへと組み立ててあげれば良いと言う事になります。
心がこの深いレベルに達すればそれは可能になって行きます。
その深いレベルとは、真我の領域です。
瞑想とは、この真我と自我を統一させる乗り物のようなものだと考えると分かりやすいでしょうか。
アーユルヴェーダーで瞑想がなぜ、それ程重要かと言うと、それが病気の影響を受けない『自由ゾーン』に心を導くからです。
そして静寂の中から幸福は生まれます。瞑想には心を静寂へと導く事が出来るアイテムの様なものです。
アーユルヴェーダーの古代に書かれた原典に次のような詩があります。
人の体のごとく、宇宙の体はある。
人の心のごとく、宇宙の心はある。
小宇宙のごとく、大宇宙はある。
色んな解釈ができる詩ですが、
私達は一つの宇宙の中に太陽と月があり、自然や私達がいる。と考えますが、
こう考えてみてはどうでしょうか。
私達一人一人みんな、一人づつ自分だけの宇宙があると・・・
自分だけのスケールの大きいスクリーンに自分だけのドラマを作ることが出来るとしたら、
そして自分の思考が映写機の様に映し出される世界に住んでいるとしたらどうでしょうか。
素晴らしいですよね(^^♪
そして健康で幸せに生活している映像を常に意識してみてください。
健康で幸せな生活は自分の意識が作り出す。古代インドの聖者が言うように、
私達の体は、意識で出来ているという事です。
なのでアーユルヴェーダーでは、健康を意識した時、瞑想はとても役立つ方法の一つだと言う事が言えます。
今日は新月です。新月の願い事は満月に叶うと言われています。
是非、自分だけの宇宙に願いを馳せて見て下さい♪
長々とお読み頂き有難うございました<(_ _)>