アーユルヴェーダの研修会のまとめ

昨日は長野県上田市までアーユルヴェーダーの研修会に行って来ました。

講師として現在日本アーユルヴェーダー学会理事長で、私たちが使っている教本の著者でもある【上馬場和夫先生】によるセミナーに参加出来て、とても貴重な時間を過ごす事ができました。

アーユルヴェーダーは、宇宙の5元素である空、風、火、水、地と言う5元素が【今の自分】の状態を知る上でとても大切だと言うエネルギー観を持っていて自然界の全てのものは【空】【風】【火】【水】【地】の5元素で構成されていると考えらています。

この【5つ】と言うのは私たちの身体で言うと5本の指と考える事が出来ると上馬場先生は、話して下さいました。

実際、大宇宙の小宇宙と言うように自然界のものは、フラクタル理論で考える事が出来ます。

頭の円形は天をかたどり、

足の方形は地を型取り、

天に四季がある様に人には四肢あり、

天に五行や六極があるように、人には五臓六腑があり、

天に八風があるように人には八節があり、

天に九星があるように人には九窮がある。

天に12時あるように人には12経脈があり、

天に二十四節気あるように人には二十四兪あり、

天が365度あるように人には365の関節がある。

とこんな感じで全て私たちの身体は宇宙と密接に関わりあいながら作られていると言う事が言えると思います。

アーユルヴェーダーは1人1人の個性を見据えた上で健康で幸福に生活する【健幸長寿】の為の知恵をつたえています。

では、110歳まで生きた方たちが、アーユルヴェーダーのことを知っていたのでしょうか?

という話に進みますが、その答えは、

アーユルヴェーダーの言葉や理論などを知っていた訳ではなく、恐らくその方達は、

内なる自分の声と常に会話しながら、自然に沿った考え方や日々の過ごし方を実践していたのではないかと上馬場先生はおっしゃっていました。

つまり、私たちの身体が教科書であり、自分自身から学ぶ。ということだそうです。

なるほど。と頷けますね。

そして

 

写真にもあるようにバカボンの

【これでいいのだ〜】

と言う考え方が良いそうです。(笑)

確かに、まだ駄目!と追い込むよりは、肯定的なこれでいいのだ~と言う考え方のがいいのかもしれませんね。

そして

アーユルヴェーダーの脈診の見方を学びました。

食事の前、食事の後、ヘッドマッサージの前、ヘッドマッサージの後と違いを見ながらの勉強をし、

そしてシロダーラの説明に続きます。

    

シロダーラは頭にオイルを垂らす手法ですが、頭は足と直接関連しているので、足がポカポカと温かくなってくるそうです。

実際、シロダーラの体験をした方たちのデータを見ながら、変性意識体験の差や不安度や効果などをグラフやデータを見ながら

勉強していきました。

以下シロダーラの適応を載せておきます。

  • シローローガ(頭痛、頭部の灼熱感)
  • 不眠、不安、うつ状態、統合失調
  • 運動ニューロン疾患
  • 小脳失調,フリダ・ローガ(高血圧)
  • 皮膚疾患(乾癬)
  • マーナサ・ローガ(精神病、てんかん、めまい、錯乱、アルコール中毒)

 

そして

上の写真は筋膜をイメージした写真です。

最近良く耳にする筋膜リリースと言う言葉。

筋膜とは、

体のすべてを覆っているネット状の繊維です。
骨や筋肉、内臓、神経、血管などを覆い、
体の表層から深層まで体の隅々まで立体的に支えています。

第二の骨格とも言われている程、
体を支える為に必要なもので、
重要な働きをしています。

◆ しつこいコリの原因は筋膜のシワだった

筋膜が厚くなったり、滑りが悪くなったりすることで、しわが寄ったりして痛みが引き起こされるそうです。

筋膜リリースと言われるオイルマッサージ、ストレッチなどでも改善することができます。

そしてそのしわを伸ばすのに効果的なのが、アーユルヴェーダーサロンで血流改善にも使われるこれ!

   ハーブボールです!

ハーブボールで筋膜のしわを伸ばし、オイルトリートメントで筋膜をリリースし、コリや痛みを改善することが出来ると言う事です。

やはり、理にかなっ方法として何千年も受け継がれている訳なんですね👏【パチパチ】

ここでは、筋膜についてもっと詳しく説明しておきます。

両関節を直接つなぐのは、筋肉ではなく、筋膜だそうです。筋膜が適切な筋力と流動性を保つ事で関節の動きの情報伝達が行われ、身体本来

にある自然な動きの連動性が引き出されるそうです。

その他に筋膜は筋肉と内臓を繋ぐコネクターにもなっていて消化器系の機能不全により胃が委縮すると、その緊張は筋膜を介して周辺の筋肉

にも連鎖するそうです。

他にも筋膜と脳神経の関係として

脳神経と筋肉の間には運動神経と感覚神経の2つの経路があり、それらによって筋肉の働きは調整されているそうです。

一方、脳神経と筋膜には、感覚神経からの経路はあるのですが、運動神経への経路がないので、

筋膜は【自分がどんな状態かは分かるけど、自分で伸びたり縮んだりすることが出来ない】のだそうです。

つまり、

筋膜は筋肉のようにコントロール出来ないけど、オイルトリートメントや色々な【タッチ】に対する感受性が高く、

身体へのセンサーとして重要な働きを担っている。そして、筋膜はそのセンサーのスイッチが入れば、体中の様々な部位と

バランスを取りながら長さや張力を適切な状態に保つという高い自己調整能力を持っていると言う事が言える。

そしてもう一つ

上馬場先生によると【タッチ】の他に電気を流す方法もあるそうで、

実際、筋膜の材料はコラーゲン。そしてコラーゲンの材料は、タンパク質+鉄+ビタミンC。

このコラーゲンが電気を通す半導体になっていることが近年分かって来ているそうです。

圧力をかけると電気が流れやすくなるそうです。

他にもカッサやオイルマッサージ、頭皮のカッサや指圧、マッサ⁻ジなども良いそうです。

実際に筋膜リリースのデモンストレーションをしながら変化をみんなで共有したりもしました。

最近はボディーワーカーさんによるタッチ法として、揺らす方法やロルフィング療法など筋膜を意識した手法が出てますが、

私も機会があればそんな手法を使った講座にも又参加してみたいと思ってます。

もしそれに近い講習などありましたら、声をかけて頂けると嬉しいです(^^♪

そして、

生命の9つの法則と生き方の智慧

についてのお話のなかでマインドフルネスの事もお話頂きました。上の写真

身体と心は繋がっている。と言う事なんですね。

アーユルヴェーダーは奥が深いです。

最後に上馬場先生のサインを頂き、写真を撮らせて頂きました。

上馬場先生、昨日の研修会、お疲れ様でした。本当にありがとうございました。!(^^)!

 

 

 

 

 

ABOUTこの記事をかいた人

長野県大町市在住
主な保有資格
・NESプラクティショナー
・ナチュラルフードコーディネーター
・薬膳コーディネーター
・免疫栄養学『分子栄養学』
・チャクラセラピスト資格取得
・アーユルヴェーダセラピスト資格取得
・エソテリック・ヒーリング初級中級コース取得

詳しくはこちら