ファスティングを始めるにあたって、
必ず知っておかなければいけないことがあります。
それは、ファスティングには
「準備期」
「ファスティング期」
「復食期(回復期)」
と3つのステップがあるということです。
ファスティング中は
栄養素の入ったドリンクを
飲みながら行う方法が一般的ですが、
とはいえ、
普段よりはかなり摂取カロリーが少なくなります。
日頃から食が乱れている方ほど、
この準備期をしっかり行わなくては、
ファスティング期をスムーズに
過ごすことができない可能性があります。
また、ファスティング後の復食期も同様。
突然いつも通りの食事に戻してしまうことで、
今まで休んでいた胃腸が急に動き出すわけですから
不調の原因となってしまうこともあるのです。
3日間以上のファスティングをされる前に
まずはスケジュールの確保をしましょう。
今回の様に2日間のファスティングを行う場合も
日頃から外食が多かったり、
食生活が乱れがちな方は、少し長めに準備期間をとるとよいでしょう。
※3日前位から準備として心がけてみて下さい。
ファスティング準備期間の過ごし方
スポーツ前の、準備運動のようなもの。
準備期間の過ごし方は何も難しいことはありません。
これからファスティング期に入るにあたって、
まずは胃腸を整えておくために、規則正しい健康的な生活をする期間なのです。
いわば、スポーツでいうと準備運動のようなもの。
ここを適当にすませてしまうことで、
ファスティング期に不調、不快な状況を招いてしまうことにもなりかねません。
純和食を基本に、食べ過ぎない生活を心掛けましょう。
■準備期のポイント
- 純和食をベースに食べ過ぎず腹7~8分目を心掛けて
- ゆっくりよく噛んでお食事しましょう
- 間食やアルコールは控えましょう
- 出来る限り20時までには夕食を終えるように
準備期は上記のことに意識をし、
ファスティングをスタートする前日は特に、
早めに夕食をすませ、就寝しましょう。
和食生活の基本は「孫は優しい、超元気!
毎日意識したい、細胞が喜ぶ健康食。
純和食といっても、
一体どのようなことに意識すれば、
より体に優しい生活になるのでしょうか。
実は準備期の食事で意識して頂きたいことは、
毎日の理想の食事でもあるのです。
毎日、理想の食事や規則正しい生活ができていると、
準備期もなく突然ファスティングを行っても負担はかかりません。
そこで日々、
小さなことに意識ができるようになるために、
是非、次の語呂合わせを覚えてください。
「マゴハヤサシイ チョウゲンキ」
- マ:豆類 (大豆、黒豆、小豆、味噌、豆腐など)
- ゴ:ゴマ、ナッツなどの種子類 (ゴマ、くるみ、亜麻仁など)
- ハ:発酵食品 (味噌、醤油、甘酒、ぬか漬け、キムチなど)
- ヤ:野菜&果物類 (種類は偏りなくカラフルに)
- サ:白湯 (体温以上の飲み物を)
- シ:嗜好品 (時には心の栄養も。我慢しすぎないように)
- イ:EPA・DHA (青背の魚、亜麻仁油、しそ油などオメガ3系脂肪酸)
- チョウ:調味料 (味噌、醤油、塩など、毎日使うものにはこだわって)
- ゲン:玄米 (または分づき米。
パンより米を) - キ:きのこ類 (しいたけ、しめじ、エリンギ、なめこなど)
日本人の基本の主食はお米です。
玄米ではなくても、できるだけ、
主食にはお米を食べるようにしましょう。
そうすると必然的に合うおかずは和食ベースになります。
パンなどのカタカナ主食にすることで、
全体的なバランスが洋食になりがち。
全部は実践できなくても、
ストレスなくできることから始めていきましょう。
時には心の栄養も必要です。
「嗜好品」もできれば質にこだわりたいところですが、
決してストイックになりすぎず、
そして、
頂けることに感謝の気持ちを忘れず、食を楽しむことが大切です。