前回から引き続きセロトニン:別名【ハッピーホルモン】を増やす為の
必要な栄養素をお伝えしています。
①トリプトファン
②炭水化物
③ビタミンB6
④鉄分
⑤マグネシウム
⑥ナイアシン
前回はセロトニンの原料が【トリプトファン】と言う事をお伝えしました。
今日は②の炭水化物です。
トリプトファンを効率よく脳内へ運ぶには、食事の時に【炭水化物】を一緒に
摂取した方が効率が良いとされています。
【炭水化物】とは、三大栄養素【脂質・糖質・タンパク質】の【糖質】の事です。
摂取した炭水化物は、消化吸収によってブドウ糖等に分解され、肝臓や筋肉に
グリコーゲンとして蓄えられたり、一部は血液中に血糖として入ります。
グリコーゲンは空腹時や運動時の血糖値を調整する働きをしています。
又、ブドウ糖は脳や中枢神経の唯一のエネルギー源でもあり、脳は1分間に役
100mgの割合でブドウ糖を消費していると言われています。食事で糖質が血中
に増えると血糖値が急上昇し、その血糖を低下させる為にインスリンが分泌されます。
炭水化物を減らすと、血糖値の上昇が抑えられて体内に溜まったエネルギーとして
消費され易くなります。なので減らす事はとてもいい事です。ですが
例えば、ダイエットの為に糖質を全く摂らない。となると1日の摂取エネルギーが
基礎代謝すら下回っている状態が続く=体内のタンパク質でも補えなくなると
使っていない筋肉を【アミノ酸】に変えて糖を作る様になり、筋肉量が減る。
筋肉量が減ると、
脂肪を燃やす能力が落ちる。と言うことになってしまいます。
なのでバランス良く炭水化物を摂取しながらタンパク質を摂る様にこころがけ、
炭水化物を減らした分、副菜を2品増やす等と言った食べ方をオススメします。
話を戻しますが、炭水化物を摂取する事でインスリンが出動します。
インスリンにはBCAAを筋肉への取り込みを促進させる働きがある為、アミノ酸
トランスポーターに混在するBCAAの割合が減り、その分トリプトファンの座席
を増やす事が出来ると言う訳です。
※BCAAとは
筋肉の主原料であるアミノ酸の事。
タンパク質に含まれる50%程はBCAAで構成されるのでアミノ酸トランスポーター
はBCAAで埋め尽くされてしまい、効率良くトリプトファンを脳内へ運ぶ事が出来ません。
こうした状況は炭水化物を食事の時に一緒に食べると回避できます。
しかしながら、炭水化物は少量でOKなので摂り過ぎには気を付けましょう^ ^
今日も最後までお読み頂きありがとうございました。
次回はセロトニンの栄養素に必要な③ビタミンB6をお伝えします。
疲れてる人の心と身体を癒し元気にするアーユルヴェーダサロン
Shanti SouL 山田ひろみでした。
次回もお楽しみに!(^ ^)
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